闘病手記No.19

【60歳代 女性】

最初、自家移植のお話を頂いた時は、私の年齢(65歳)では最後のチャンスといわれ、期間が半年位で再発するかもしれないし、その時に合うお薬があるかどうか?移植をすれば確実にその期間が延びるといわれました。

日程と詳しい治療内容などを書いた紙を何度も読み返し、副作用のことなどを何回も質問し、その都度ていねいに説明して下さりましたが、きつい抗がん剤に耐えられるだけの体力と気力が私にはあるのだろうか、などかなり悩みましたが、大決心のつもりで臨みました。

一番苦痛だったのは、口内炎ができた時。口もあけられず、水、錠剤さえものどを通らない時がありましたが、その都度対処療法を教えて下さり、何とか乗り越えることができました。

一番苦しいのは一時期だけで、乗り越えられない程のことではありません。

親身になってお世話して下さった先生、看護師さん感謝の言葉もありません。