闘病手記No.1

【60歳代 女性】

悪性リンパ腫。名前は聞いた事があったけど、何で自分がと大きなショックを受けました。泣いてばかりで覚悟を決め入院。そして、1人の患者さんにお会いし、勇気をもらいました。「私も同じ病気。一緒に頑張ろうね」と…。どれだけ心強かったか。少し不安はゆるぎました。何くそと言う気持ちで治療にもむかいました。 治療が進むにつれ、髪の毛が抜けはじめ、本当に辛かった。情けなかった。でも、娘が言った一言「坊主になってもお母さんは、お母さんやで」と励まされ、頑張ろうと思いました。うれしかった。私には目標がある。娘や孫のために治すと。自分自身のためにも「ガンバルゾー」 何もかもはじめての事なので、緊張のしっぱなしでした。心配性の性格もあり、ずーっと気が張ってました。移植の治療の段階では下痢と発熱に悩まされました。それよりも喉の痛みがひどく、食事も受けつけませんでした。今もあまりうまく食べれません。12日目位に、いつもの辛さと違う気持ちになりました。 「よっしゃ!!」という元気な気持が降りてきたみたいです。カテーテルも抜いてもらいすっきりしました。あまり食べれませんが回復に向かっている事を感じ、私は治る、負けないぞという前向きの姿勢、気持ちを忘れなかった自分に拍手喝采です。 私の頭の上には友達から頂いた帽子が乗っています。 本当にありがとうございました。