令和5年度 PL病院 病院情報の公表

病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

医療の質指標

  1. リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
  2. 血液培養2セット実施率
  3. 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 1308 221 101 126 260 398 736 1637 1478 378
70歳以上が全体の52.6%(昨年53.1%)を占めています。一方、0~9歳までが19.7%(昨年18.4%)であり、小児科と産科がとても充実しているPL病院ならではの高い比率が示されています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 782 2.11 2.61 0 67.4
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 120 26.9 20.60 0.12 80.9
050130xx9900x0 心不全 89 24.3 17.38 0.06 84.2
060102xx99xxxx 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 46 5.15 7.58 0 71.6
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 39 13.1 8.75 0.03 78.2
最も多いものは大腸ポリープに代表される小腸大腸の良性疾患で地域内で圧倒的な実績を誇ります。PL病院の内視鏡センターでは最新医療機器に加えて、複数の指導医・専門医を含めた充実した医療スタッフによって、大腸ポリペクに加えて、早期胃癌・早期大腸癌に対する内視鏡治療・手術でも南河内医療圏で上位の実績を挙げております。詳しくは、【内視鏡センター】をご覧ください。
次に誤嚥性肺炎では他施設からの受け入れを含めて摂食嚥下機能回復に力を注いで対応しており上位の症例となっています。また、心臓疾患に代表される循環器疾患や迅速な診断と緊急手術を要する胆管炎や穿孔など幅広い内科的疾患にも対応しています。上位5疾患には入っていませんが、PL病院には全国有数の無菌病室15室を有する血液病センターを特色の一つとして、悪性リンパ腫・骨髄性白血病・多発性骨髄腫・骨髄異形成症候群など多くの血液疾患に対応しており、骨髄移植にも複数の実績を挙げています。詳しくは、【血液病センター】をご覧ください。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040090xxxxxxxx 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 139 5.04 5.96 0.72 1.71
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 108 3.63 5.64 0 4.23
080270xxxx1xxx 食物アレルギー 101 1.05 2.12 0 3.72
040100xxxxx00x 喘息 99 5.26 6.37 0 3.36
0400801199x00x 肺炎等(1歳以上15歳未満) 93 4.96 5.62 1.08 4.15
PL病院は複数の小児科専門医を含む常勤小児科医師10名が配置され、アレルギー専門医や糖尿病専門医など南河内医療圏有数の充実した医療スタッフで対応させていただいています。また、地域の小児科の先生方にもご協力いただき、毎年南河内南部広域小児救急医療でも中心的な役割を果たしています。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 64 2.13 2.61 0 71.44
060335xx02000x 胆嚢炎等 39 10.08 6.87 2.56 67.23
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 35 5.83 5.98 0 66.14
060035xx010x0x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 34 13.56 15.12 0 72.5
060150xx03xxxx 虫垂炎 26 5.35 5.29 0 23.65
総勢8名の外科医で胃や結腸などに加えて肝臓・膵臓・胆道に対する悪性腫瘍手術や小児外科専門医による小児外科手術にも積極的に対応しております。小児外科については、近隣の小児科クリニックからの紹介も毎年増加しており、また、胆嚢炎等(急性腹症)に代表される緊急手術も毎年増加しています。適応によって侵襲度が低い”腹腔鏡下悪性腫瘍手術”を導入して、毎年実績が向上しています。また、悪性腫瘍以外でも”腹腔鏡下手術”は幅広く実施しています。詳しくは、【診療部門のご紹介:外科】をご覧ください。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 77 31.16 25.50 19.48 82.57
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 70 19.96 19.34 18.57 83.34
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 42 28.5 21.96 2.38 78.48
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 31 29.03 19.55 3.23 74.55
160760xx97xx0x 前腕の骨折 26 7.92 4.76 0 59.12
上位の疾患はいずれも高齢者に多い特徴があり、手術療法を要します。PL病院には複数の整形外科専門医が配置され、緊急を含めて幅広い手術療法に対応しています。特に、人工関節の手術では最新のナビゲーションシステムを導入して、より安全で質の高い手術も実施しています。
形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160200xx02000x 顔面損傷(口腔、咽頭損傷を含む。) 23 3.39 4.63 0 25.57
070010xx970xxx 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) 6 3.83 4.28 0 50.33
080010xxxx0xxx 膿皮症 6 16.5 12.88 0 64.33
080250xx99x1xx 褥瘡潰瘍 6 44.67 32.38 0 72.67
020230xx97x0xx 眼瞼下垂 4 2.75 2.82 0 71.75
南河内医療圏で形成外科を標榜している診療科が非常に少ない中、当院は4名の常勤医師を中心に形成外科領域で幅広くきめ細かな診療および手術に対応しています。地域開業医の先生方からの手術紹介も積極的に対応しております。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120260x099xxxx 分娩の異常(分娩時出血量2000ml未満) 手術なし 108 4.77 4.82 0 30.5
120165xx99xxxx 妊娠合併症等 手術なし 87 4.99 10.56 0 30.1
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 24 6.63 6.00 0 45.5
120260x001xxxx 分娩の異常(分娩時出血量2000ml未満) 子宮破裂手術等 22 11.27 9.31 0 32.7
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 21 9.86 9.34 0 34.9
常勤医師5名により、婦人科疾患では卵巣や子宮の良性腫瘍に対して、低侵襲である腹腔鏡手術を積極的に取り入れ、毎年一定の実績を挙げています。また、分娩対応医療機関としても長年にわたり、地域医療貢献を果たしております。常勤医師の増員に加え、スマホからの受付や待ち時間案内システム導入などによって外来待ち時間も大幅に改善され、分娩予約もスムーズに取得できる環境改善につとめております。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 610 2.99 2.54 0 77.41
現在は常勤眼科専門医が2名で一生懸命に入院医療を提供しております。
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 22 6.41 7.53 0 22.55
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 20 4.3 5.51 0 31.35
030400xx99xxxx 前庭機能障害 14 3.14 4.73 0 65.57
030340xxxxxxxx 血管運動性鼻炎、アレルギー性鼻炎<鼻アレルギー> 11 1.09 5.27 0 31.36
030428xxxxxxxx 突発性難聴 10 6.2 8.55 0 73.6
常勤医師2名体制となり、耳鼻咽喉科領域で幅広い疾患に対応しています。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 9 7.56 9.29 0 71.11
080010xxxx0xxx 膿皮症 1 4 12.88 0 34
非常勤体制となっていますが、精一杯の入院医療を提供しています。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110200xx02xxxx 前立腺肥大症等 86 6.55 7.75 0 74.03
11012xxx02xx0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 74 5.96 5.22 0 61.34
110080xx01xxxx 前立腺の悪性腫瘍 51 9.88 11.19 0 70.22
11012xxx03xxxx 上部尿路疾患 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術(一連につき) 36 1.86 2.43 0 60.06
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 27 8.15 6.85 0 79.78
複数の指導医、専門医を含む複数の常勤医師にて、悪性腫瘍や尿路疾患など泌尿器科領域の幅広い疾患に対応しています。
特に、PL病院の尿路結石治療センターでは南河内医療圏で圧倒的な実績を誇ります。
加えて、前立腺肥大症に対しても低侵襲である「経尿道的レーザー前立腺手術」を積極的に実施して地域医療圏で最上位の実績を
あげています。また、いち早く手術支援ロボット(ダヴィンチ)や診断能力の向上につながる前立腺針生検用医療機器(biojet)などを導入して、最先端の医療を提供しています。詳しくは、【診療部門のご紹介:泌尿器科】をご覧ください。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 39 7 6 7 5 8 1 8
大腸癌 23 23 22 16 8 35 1 8
乳癌 1 0 2 0 0 4 1 8
肺癌 0 0 0 2 1 0 1 8
肝癌 2 3 1 1 0 23 1 8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
大阪府がん診療拠点病院としての使命を果たすべく、医師・看護師(専門・認定含む)・薬剤師・管理栄養士・社会福祉士などの関係職種ときめ細かいチーム医療を大切にしています。PL病院では経験豊富な複数の医師と最新医療機器を有する「内視鏡センター」を設け、胃癌や大腸癌の早期発見に力を注ぎ、多くの実績をあげています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 10 10.3 50.9
中等症 62 14.3 82
重症 25 26.1 83
超重症 - - -
不明 0 0 0
年齢・腎機能・動脈血酸素飽和度、意識障害の有無、血圧状態を複合的に判定する「A-DROPスコア」で分類した重症度別患者数です。重症度が高いほど平均年齢が高くなっています。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
- 8 67.6 84.4 12.5
脳梗塞は初期治療が非常に重要であり、迅速な診断・治療に努めています。
なお、非常に稀に早急に手術が必要な場合は、高度治療可能な医療機関と連携を取り迅速に転院していただきます。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 858 0.11 1.14 0 67.76
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術)(早期悪性腫瘍胃粘膜下層剥離術) 34 0.32 4.26 0 74.62
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 26 1.85 2.38 0 71.35
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 25 0.92 15.04 0 83
K654 内視鏡的消化管止血術 19 1.16 9.11 0 74.68
複数の日本消化器内視鏡学会専門医および指導医を含む充実した医療スタッフと最新医療機器を装備した内視鏡センターでの実績が数多く上位となっています。これらの実績は南河内医療圏の中でも最上位の実績を誇ります。また、循環器専門医による冠動脈ステント留置術や心臓カテーテル手術も数多くの実績があります。
その他に、肝臓癌に対する血管塞栓術も数多く実績があります。さらには、複数の日本血液学会血液専門医および指導医で対応する血液病センターでは末梢血幹細胞移植術(骨髄移植)も複数の実績を誇ります。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 82 1.39 7.45 2.44 67.09
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 43 0.91 2.51 0 40.23
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 38 3.26 10.66 0 72.76
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 26 0.73 3.62 0 23.65
K718-22 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴うもの) 25 0.31 6.62 0 43.5
指導医・専門医を含む8名の医師が、消化器系悪性腫瘍(胃がん・大腸がん・肝がん・膵がん・胆嚢がん・胆道がん)に対する根治手術、抗がん剤治療を含めた集学的治療を行っています。特に、侵襲の少ない「腹腔鏡下手術」を積極的に行っています。なお、肝臓および膵臓に関しては、腹腔鏡下手術が可能な数少ない病院の一つとなっています。また、胆石症・胆のう炎・虫垂炎・ヘルニア(脱腸)などの良性腫瘍に対する手術も、その大半を腹腔鏡下で行っています。加えて、小児外科専門医による15才未満の手術も数多く行い、毎年地域クリニックの先生方からの手術紹介も増加しています。尚、上記実績は抽出条件が限定的となっているため、実際に実施した手術件数とはなっていません。臓器別(低侵襲手術などがんの手術を含めて)の手術実績など外科で実施した手術実績全容は、【診療部門のご紹介:外科】をご覧ください。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0821 人工関節置換術(膝) 88 2.63 25.02 3.41 76.66
K0461 骨折観血的手術(上腕) 59 1.92 25.15 13.56 80.27
K0462 骨折観血的手術(前腕、下腿、手舟状骨) 57 2.44 15.58 1.75 69.12
K0463 骨折観血的手術(鎖骨) 33 1.73 15.55 3.03 61.97
K0811 人工骨頭挿入術(股) 33 2.58 29 27.27 82.79
高齢の患者様へ手術実績も数多く、治療成績も良好です。幅広い手術に対応しており、特に、人工関節置換術では最新ナビゲーションシステムを導入し、安全かつ質の高い手術を実施しています。また、複数の整形外科専門医によって低侵襲である関節鏡下手術も実績を挙げています。加えて、少しでも早い社会復帰を目指し、術後早期リハビリテーションの提供に力を注いでいます。
形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K333 鼻骨骨折整復固定術 16 1.06 1 0 21.06
K0063 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径6cm以上12cm未満) - - - - -
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) - - - - -
K0301 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(躯幹) - - - - -
K2191 眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法) - - - - -
南河内医療圏で形成外科を標榜する医療機関が少ないですが、PL病院では4名の常勤医師が、小さなお子さまから大人の方まで毎年幅広い手術に対応しています。
形成外科の手術は細部まで丁寧な高い技術を要します。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡) 24 1.08 4.54 0 45.5
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 14 1 4.57 0 45.29
K9091イ 流産手術(妊娠11週まで)(手動真空吸引法) 13 0.15 0.08 0 34.08
K861 子宮内膜掻爬術 - - - - -
K867 子宮頸部(腟部)切除術 - - - - -
PL病院は南河内医療圏で産科医療の中核的役割を果たしています。常勤医師5名とアドバンス助産師(分娩実践能力が一定水準以上であると認証された助産師)10名を含む専門性の高い医療スタッフがアットホームで質の高い分娩を提供しており、2023年度分娩件数は317件でした。加えて、2022年8月から分娩料金の見直しを行い、より安価な設定とさせていただきました。お祝い膳の充実を図ったり、胎児4Dエコードックを開始したり、常に新しいサービスを提供しています。
婦人科領域に関しても、卵巣や子宮の良性腫瘍に対して、高度な技術を要する腹腔鏡下手術を積極的に実施し、患者様の侵襲が少なくなるよう取り組んでいます。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他) 606 1 1.01 0 77.37
K2822 水晶体再建術(眼内レンズを挿入しない) - - - - -
PL病院眼科では2名の常勤医師が丁寧に診察をさせていただきます。
白内障に対する水晶体再建術(眼内レンズを挿入)を積極的に行っており、2023年度は600件以上(昨年度は498件)の手術件数となりました。
耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 19 1.37 4.21 0 23.95
K331-3 下甲介粘膜レーザー焼灼術(両側) 11 0 0.09 0 31.36
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) - - - - -
K370 アデノイド切除術 - - - - -
K6262 リンパ節摘出術(長径3cm以上) - - - - -
PL病院耳鼻咽喉科では2名の常勤医師が丁寧に診察をさせていただきます。
難易度の高い内視鏡下手術など幅広い手術に対応しています。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K841-21 経尿道的レーザー前立腺切除・蒸散術(ホルミウムレーザー等使用) 86 1.3 4.35 0 74.28
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) 76 1.25 3.86 0 61.3
K843-4 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いる) 51 1.12 7.76 0 70.22
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) 45 1.44 5.36 0 77.82
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 42 1.26 4.31 0 69.29
指導医・専門医を含む5名の医師が幅広い手術に数多くの実績を挙げています。特に、前立腺手術と結石手術は南河内医療圏でも上位の実績となっています。
また、複数の泌尿器腹腔鏡下技術認定医が在籍し、侵襲度の低い腹腔鏡下悪性腫瘍手術を積極的に取り入れています。
さらに、手術支援ロボット(ダヴィンチ)を導入し、ロボット手術の指導資格を持った経験豊かな医師によって膀胱癌、腎臓癌、前立腺癌などに対する難易度の高い手術にも数多く実績を挙げています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 2 0.03
異なる 14 0.21
180010 敗血症 同一 7 0.11
異なる 5 0.08
180035 その他の真菌感染症 同一 0 0
異なる 0 0
180040 手術・処置等の合併症 同一 34 0.51
異なる 2 0.03
<播種性血管内凝固症候群>
様々な基礎疾患のために過剰な血液凝固反応が生じることで体内で抗血栓性の制御が不十分となり、全身の血管内で微小血栓(血の塊)が多発して臓器不全や出血傾向が起こる重篤な病態をいいます。

<敗血症>
肺炎や腎盂腎炎などの感染症を契機に重篤な身体症状を引き起こす病気で、生命にかかわる場合があります。

<真菌感染症>
真菌はカビのことで、様々な患部に定着することに起因する感染症です。病気で抵抗力(免疫力)の弱った人は感染する場合があります。

<手術・処置等の合併症>
手術や処置に伴い起こりうる病気です。最大限の注意をはらい最善の治療を施しても回避不可能な場合があり、臨床上ゼロにすることは難しいです。

これらの数値(発生率など)だけで医療機関を比較することはできません。それは、医療機関ごとに症例数・患者様の年齢層など様々な要因が異なるからです。減少させるよう最大限努めています。
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率ファイルをダウンロード
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
696 678 97.41
リスクレベル「中」以上の特徴の一つとして、癌や肺炎などで体力や免疫力が低下していたり、脳梗塞や手術などで長期間ベッドに横に寝ているなどで肺血栓塞栓を起こしやすいことがあげられます。当院ではそれらを防ぐため、可能な限り対象の患者に予防対策を行うことで、肺血栓塞栓を未然に防ぐようにしています。
血液培養2セット実施率ファイルをダウンロード
血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
2030 687 33.84
多くの病原体に効果のある抗菌薬(広域スペクトル抗生剤)を漫然と使用し続けると、抗菌薬に対する耐性が体にでき、次に抗菌薬を投与しても効かない状態となる場合があります。感染症を起こしている病原体を血液培養検査にて特定し、特定した病原体に最も効果的な抗菌薬を選択して治療することが重要です。
ただ、1セットの検査では原因菌を検出できる確率が限られてしまいます。血液培養検査を2セット実施した場合の検出感度は1セットの場合と比べて約20%近く上昇したという研究報告があります。当院で患者数が多い小児科は、手技の観点から1セットのみで実施することが多いです。成人に限定すると95%前後の実施率となります。
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率ファイルをダウンロード
広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
241 208 86.31
多くの病原体に効果のある抗菌薬(広域スペクトル抗生剤)を漫然と使用し続けると、抗菌薬に対する耐性が体にでき、次に抗菌薬を投与しても効かない状態となる場合があります。
広域抗菌薬・特にカルバペネム抗菌剤を使用する際には、原因菌確定のため、またde・escalation(原因菌判明後速やかに狭域抗菌薬を用いた標的治療に変更する)を行うため、細菌培養の実施が重要です。抗菌薬の適正使用に努めています。
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