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マイコプラズマ

〇病気について

写真マイコプラズマは肺炎を引き起こす細菌です。他の感染症と同じように発熱、全身倦怠感、咳などの症状を引き起こします。解熱後も咳は長く、1か月ほど続くこともあります。感染した方の多くは気管支炎などの軽い症状で済みますが、一部肺炎となります。喘息様の症状を呈することもあり、酸素が必要になる方もいます。家族や友人等との長時間の接触で感染し、潜伏期間は長く2~3週間と言われています。
また発症には免疫が深く関係しており、免疫機能が成熟する5歳以降に多いといわれます。

〇病気について
写真

マイコプラズマは肺炎を引き起こす細菌です。他の感染症と同じように発熱、全身倦怠感、咳などの症状を引き起こします。解熱後も咳は長く、1か月ほど続くこともあります。感染した方の多くは気管支炎などの軽い症状で済みますが、一部肺炎となります。喘息様の症状を呈することもあり、酸素が必要になる方もいます。家族や友人等との長時間の接触で感染し、潜伏期間は長く2~3週間と言われています。
また発症には免疫が深く関係しており、免疫機能が成熟する5歳以降に多いといわれます。

〇呼吸器症状以外の症状

呼吸器症状以外では10~20%に皮疹を認めます。その他可能性は低いですが、脳炎や脊髄炎、心膜炎や心筋炎、溶血性貧血、肝炎や膵炎、関節炎、中耳炎、結膜炎、腎炎などがあります。

〇検査

インフルエンザなどのように迅速抗原検査はありますが、偽陰性(マイコプラズマに罹患しているが検査が陰性になること)も多く当院は採用しておりません。当院では咽頭の検体を用いるPCR法、血液検体を用いる方法を採用していますがどちらも数日間を要します。

〇治療

マイコプラズマに効果がある抗生剤投与と咳や発熱に対する対症療法を行います。抗生剤投与2~3日間で効果がなければ抗生剤を変更する場合もあります。年齢によって使える抗生剤の種類が異なります。また重症度に応じてステロイドの全身投与を行う場合があります。

〇予防

予防となるワクチンは今のところありません。流行があればマスク着用、うがい、手洗いなどの一般的な感染対策が有効です。

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〇ホームケアへのアドバイス

一般的な風邪と同じ対応で大丈夫です。喘息のような症状が出現することもあるので、息がしんどそう、ぜーぜーしている等の症状があれば医療機関にご相談ください。
また解熱後も咳の症状が1か月程度と長く続く場合があります。
登園や登校については発熱や咳などの症状が改善すれば可能です。

コラムを作成した医師

小児科医 植山 浩一

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