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血液内科

長期入院や特殊な治療により、患者様には多くの不安やストレスが生じます。当センターは、患者様お一人お一人との距離を縮める努力として、患者様の心のケアーを含めた苦痛除去に重点を置き、様々な独自の取り組みを行っております。その一部をご紹介いたします。

【末梢血幹細胞移植患者からの闘病手記〜明日、移植を受けられるあなたへ〜】

血液病センターでは、患者様と診療スタッフとのコミュニケーションだけではなく、患者様同士の情報交換を重要視しております。化学療法や移植を受けた方にしか理解できない、治療による苦悩やその解決策などの貴重な体験談を「励ましの言葉」として、次に同じような治療を受けられる患者様へお送りしています。ここにそれらをご紹介いたします。


20【40歳代 男性】

開業医の先生から選択肢として、PL病院、近隣病院、大学病院の3つの提供がありました。するならここ!と元々決めていましたが、あらためて、選んでよかった、お任せしてよかったと思っています。

 

病名を聞いた後、これからどうなるのか、どういう治療をしていくのか、それに伴う症状は?など、とても不安でした。実際の気持ちはジェットコースターみたいです。
その都度、主治医、看護師さんから丁寧で詳細な説明があり、また上位医師の素晴らしいタイミングでの重く、淡々と話される一言二言はしっかり気持ちの後押しをしてくれました。

つらい期間を過ぎると、早く家族のもとに帰りたいと前向きな気持ちになることができ、段階を踏んで乗り越えることができました。本当に勉強になりました。

また、病棟スタッフの看護に対する姿勢に感激しています。嫌な顔ひとつせず、どんな時も優しい口調で、丁寧に、本当に親切でした。周りのかたの関わり(一言)で、とても嬉しかったりしました。

排泄物の観察の場面では、若い方もプロフェッショナルとしての覚悟を感じ、とても頼りになる存在で心強かったです。
クリーンルームは一人ぼっちですが、どなたも信頼でき、何でも話せたので、気が楽でした。何ヶ月もいるとお互いの子供の話までして、一緒に笑い、普通に楽しかったです。

今回、理学療法士という職業を初めて知りましたが、リハビリはメインの治療とともに必要です。目標を見失いそうになったとき、体もリフレッシュできたようで、リハビリをするのが楽しみになりました。

口内炎など抗がん剤の副作用に対しては時期をみて、その都度パンフレット通りに指導してもらいました。1回目は3つできましたが、2回目はうがいはもちろん、予防に努めて功を奏しました。冷たいものが元々好きなのもよかったと思います。

 

脱毛は、はじめショックでしたが、今は乗り越えた証だから見てくれ!と思います。
でも退院してすぐの息子たちのスポーツイベントには、ウイッグをつけていこうと思っています。